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小学3年生
 3年生では、計算力の養成と、基本的な算数の概念を直感的につかめるように努めます。中学入試に必要な計算力を付けるには、高学年からではなく、3年生段階から本格的に備えていかねばなりません。ただ、やみくもに計算のみを扱うのではなく、習った計算を使える問題を解くおもしろさ、計算の上で色々と工夫が出来ることなどを生徒に知ってもらうことにより、算数の世界にぐいぐい引き寄せていきます。
 計算以外の単元としては、「4年生からの本当の意味での受験勉強」の準備となるような内容を扱っていきます。特に、図形などを直感的に捉える能力の開発に重点を置いています。3年生では興味の持ち方に関する個人差が大きいので、部分的に理解のムラがある生徒が多くいます。しかし、それは4年生以降の学習で充分フォローできますので、まずは、生徒に算数のおもしろさを知ってもらうことに重点を置いています。そして、決して平易ではない一部の中学入試問題も、計算が煩雑でなければ解ける場合があることも知ってもらいます。
 3年生では、生徒たちが興味を持ちやすい物語文、説明文を中心とした文章を取り上げますが、生徒たち自身が「ぜひ続きが読みたい」と思えるようなものを揃えてみました。特に感受性、柔軟性に富んだこの時期の生徒たちの好奇心を大いに引き出すため、そのイメージを文字だけでなく、時には視覚的に表現させる問題もあります。単なる読書活動という「受容型」ではなく、「積極的に伝えたい」という表現活動へと発展させることで、思考力や、独創力を育成していくためです。そのため、答えが一つとは限らない、「お話作り」「自由感想文」などの記述にも挑戦していきます。
 これは、FELIX教材独自の流れですが、初めはとまどって書けない生徒でも、自然に文章を書く意欲が生まれ、積極的に取り組めるようになっていきます。
 また、入試には欠かせない漢字、語句の意味、言葉のきまりなどを並行して扱い、知識量を増やしていきます。さらに、知識を強化するため、文章中に出てきた難解な語句は、自分で辞典を引き、直接教材へ記入できるという工夫もしてあります。
 知らず知らずのうちに、国語が大好きになっていることでしょう。
小学4年生
 4年生からの3年間を受験勉強と位置づけます。一部の内容(比や割合の複雑なもの、立体切断、グラフなど)を除いては、小学校の算数の内容はほとんど網羅しています。このことにより、5年生以降で初めて扱う単元も減り、また5年生での学習が生徒にとってとっつきやすくなります。ただし、3年生に引き続いて、計算分野の徹底理解・定着にも重点を置いており、計算分野以外の単元については、4年生の立場に立って、単元によって扱う深度を変えています。主に、基本的な数量概念(数の性質、規則性、図形の求積、速さなど…)のマスターに重点を置きます。
 それでも、かなり中学入試に近いレベルのものも解けるようになり、そういう意味で、実践的な算数の楽しさを味わえるようになります。
 4年生の国語では、文章を読み込んでいく楽しみと、自分の考えを文章で表現する喜びを知ってもらいたいと考えています。
そのために教材は親しみやすくバラエティに富んだ素材文を使用しています。たとえば、物語文では、登場人物の心情をきめ細かく描いたもの、ストーリー展開の楽しいもの、長い年月をかけ現在に伝えられた古典、誰もが知っている名作など、明確に分類し採択しています。そして、授業ではそれぞれの文章にふさわしいアプローチの仕方を講義し、読解の基本となる文章の読み解き方を指導していきます。また、読み込んだ文章をただ受け入れるだけでなく、「自分はどう思うのか」「自分ならどうするのか」と、もう一歩踏み込むことで、思考力を深め、表現力を養うための発問・設問も用意しています。説明文・韻文も同様に、多岐にわたるジャンルのものを、それぞれの文章に合った読解法で読み込み、思考・表現していきます。
 知識分野では読解力を高めるのに必要な単元と、入試で出題される単元を学習します。入試で出題される単元の内容は原則を中心に、基礎をしっかりと固めます。これは入試で出題される実践的な問題を5年生以降で無理なく理解するために必要な課程となります。
 「ジャガイモって、種でもふやせるけど、いもを植えて育てるんだ。」「チューリップも種じゃなく、球根を植えて花を咲かせるんだ。」 このような発見や感動は、生徒たちの身近なところにいくらでもあります。そして、生徒たちはこうした感動を覚えた瞬間、必ず「なぜ?」「どうして?」という疑問の気持ちを抱きます。これこそが、科学する心を養う原点であるとFELIXは考えます。
 例えば、4年生のジャガイモの授業ではこんな話をします。
「サツキの枝やキクのくきを切って土にさしておくと、やがて根が出て、どんどん育っていくんだよ。」
「植物だけじゃない。トカゲって自分の身を守るためにしっぽを切って逃げるけれど、切れたしっぽはまたはえてくるんだ。しっぽから体はできないけどね。」
「でも、ヒトデって嵐のときに激しい波で岩に打ちつけられたりして足が切れちゃうときがあるんだけれど、ヒトデはその切れた足から新しい体を全部作ることができるんだよ。」
 このような事例を次々と挙げることで、生徒たちはこれらの事例の共通点を生徒たちなりに考え始めます。ここで大切なのは、できるだけ関連する多くの事例を与えることです。与えられた事例が多いほど、生徒たちがこれらの事例の共通点に気づく可能性が高まるからです。やがて、生徒たちはこれらの事象に対する答えのイメージを持ち始めます。その時点で、初めて講師が次のように本質を説明するのです。
「どんな生物にも、程度に差こそあれ、自分の体を元に戻す能力があるんだ。君たちだって、指をけがした程度なら、ちゃんと傷は元に戻るだろう。ジャガイモやヒトデは、この再生能力がものすごく高いから、体の一部から新しい体を全部作ることができるんだよ。」
 思考力・推理力とは、このようにして育むものであるとFELIXは考えます。そして、このような授業を繰り返し受けることによって、生徒たちは共通点となるべき本質を最初から探しながら身の回りの事象を観察できるようになり、さらには自ら疑問を持って調べることで、その答えを見つけるおもしろさを身につけていきます。このようにして、生徒たちは科学の世界にどんどん入っていくのです。
 4年生のカリキュラムは、「小学校では3年生で習う単元の復習」「小学校では4年生で新たに習う単元の学習」を秋までに行い、その後に「小学校では5年生で習う単元の先取り学習」を行います。いずれも「生物」「物理」「地学」の3分野の学習が中心ですが、その多くの単元が暗記を主体とする単元となります。
 FELIXは、多くの正しい知識を身につけることが理科教育の原点であると考えます。豊富な知識があって初めて、幅広く論理的な思考や推理が可能となるのです。「理科は暗記科目ではない」と言われますが、FELIXでは4年生の間からしっかりと知識を吸収する勉強を推進します。この時期に蓄えた豊富な知識が、中学入試に合格する基礎学力となるからです。そして、単にそれだけにとどまらず、多くの知識を効率よく吸収する方法を、生徒一人ひとりが自分の中に確立することで、第一志望中学校合格に大きく寄与すると考えています。
 前半は、日本各地の特色と、水道やごみなどの生活と密着している分野を学習し、後半は、北海道地方から九州地方までの都道府県の特色、農業のしくみなどを取り上げます。4年生で大切なことは、各地の都道府県や県庁所在地・主要都市の位置・地名(漢字で)をきちんと把握することです。これを土台にして、平野や河川、山地などを確認し、気候や地域の特色も理解させていきます。
 もちろん地図帳は欠かせません。その位置を必ず確認し、その山や川がつくる地形やそこに生息する動物たちの映像も見ながら、まだ行ったことがない地域にも興味を持たせていきます。
小学5年生
 5年生の1年間で、中学受験に必要な基本的な算数の題材をすべて扱います。3年生、4年生で扱った単元も、短い期間にはなりますがもう一度触れることになります。新しい単元も含めると、5年生全体としてはかなり膨大な単元数になります。統計的に見ても算数は中学受験で最も得点の差がつきやすい科目(配点の科目配分だけの問題ではありません)ですので、非常にボリュームが大きいのですが、こつこつとやり切る努力が必要となります。
 受験レベルの一般的なパターンは5年生でほとんどすべて扱います。生徒の学力によって、どのレベルの内容までマスターするのかが変わってきますが、6年生の問題演習において必要なパーツとなる考え方を、生徒の学力に応じてできるだけ多く身につけてもらいたいと考えています。なお、3年生から5年生まで、同じ単元を繰り返しながらより高度な単元が追加される形で進んでいます(6年生では追加の単元はなく、5年生までの既習範囲の復習・演習となる)ので、5年生においては、ある機会で理解が十分でなくても、その後も何回も触れる機会があることになります。また、特に5年生になると季節講習の時間数も多くなりますので、そこでも復習が出来る仕組みになっています。このようなスパイラルの中で、4年生までは各単元ごとにバラバラであった知識・思考力を5年生で確実な実践テクニックに変革させることが、生徒の成長にもマッチしています。
 また、本科と別に、主に算数が得意な生徒を対象に、本科とは異なった切り口で高度な演習を進めていく特訓や、本科のカリキュラムと連動した演習で、より確かに定着をはかる講座も用意されます。
 5年生のカリキュラムでは、「読み取ること」「書き述べること」「知ること」を、次年度の受験対策に必要なレベルまで指導します。
 一般に「国語は感覚で解くもの」「読書が嫌いなので出来ない」と言われます。しかし、そうではありません。その思い込みをいかに崩し、国語に対する積極性を生み出すかを念頭に5年生のカリキュラムは組み立てられています。
 5年生の授業は、読解・知識の2分野を1回の授業で行います。「文章を読解すること」「知識を習得すること」を1回で行うことにより、偏りのない国語力の育成を目指します。
 読解の授業では、入試問題頻出の文章のうち、生徒たちの興味を引くものを取り扱いつつ、「どのように読み取るか」という文章構造の理解の仕方から教えていきます。「論理的文章ではどのように読み進めていくか」「文学的文章ではどのように読み進めていくか」ということをしっかりと身につけさせます。
 知識の授業では、入試レベルで必要な知識のうち5年生で習得可能なものをバランス良く取り扱い、また1週間で無理のない量の課題を与えることで知識を定着させます。
 FELIXの理科のカリキュラムにおいて、4年生が「理科の勉強を楽しむ期間」とするならば、5年生は「入試を意識した理科の学習を進める期間」という位置づけになるでしょう。「楽しむ」ということだけではなく、「努力をする」ことの必要性・重要性を生徒にしっかりと意識させ、自ら入試に立ち向かうという、強い気持ちの礎を築く学年が5年生であるとFELIXは考えています。
 具体的には、「力のつりあい」「ふり子・物体の運動」「もののとけ方」といった入試によく出題される重要単元は、いずれも5年生で学習する単元です。これらの単元の学習は計算問題が中心ですが、理科の計算問題は算数ほど多くのパターンがあるわけではありません。そして一見すると難解そうに見える問題も、限られたパターンの応用である場合がほとんどです。
 5年生の理科では、何通りもの解法をいきなり教えるのではなく、まずどんな問題にも対応可能な汎用性の最も高い解法をしっかり身につけるように指導していきます。これは、発想に頼るのではなく、安定して点数を取れる解法を確実に身につけていただきたいと考えるからです。そしてこのような基礎を固めた上でこそ、6年生になってさまざまな別の解法をマスターすることに意味が出てくると考えています。
 また暗記分野に関しても、4年生以上に質・量ともに負荷を高め、生徒たちの暗記能力を高めていきます。ここでも、単に過大な負荷をかけるのではなく、生徒たちが自発的に学習を進めていこうという意欲を持てるような興味ある話を授業において展開し、「他人に無理強いさせられる勉強」ではなく、「自分から進んで取り組む勉強」になるような指導を行います。
 なお、5年生のカリキュラム構成は、「小学校では4年生で習った単元の復習」、「小学校では5年生で新たに習う単元の学習」を秋までに済ませ、そのあとは「人体」「化学」などの「小学校では6年生で習う単元の先取り学習」を行います。
 前半は日本の産業と各地の特色、後半は日本の歴史を学びます。
 前半の地理分野では、4年生で身につけた都道府県の知識を基にして、日本の産業の特色から、日本の国土・産業などの問題点について、スクリーン映像を利用したスピード感豊かな講義を通じてさらに深化した学習を行い、地理分野の完成を目標とします。
 後半の歴史分野では、年表を用いて歴史の流れを確認しながら、サブノートや一行問題で知識の定着を図ります。しかし何よりも、スクリーンに映し出される臨場感あふれる歴史ドラマは、歴史人物への興味とあいまって、生徒たちの知的好奇心をくすぐります。さらに、先人たちの生きざまが成長期の生徒たちの心をとらえ、将来の生き方の参考になっていくことでしょう。
小学6年生
 いよいよ受験学年になります。再度、中学受験に必要な全単元の定着と、それを元にした各種発展的学習に進むことになります。
 本科においては、主に年度の前半で5年生までに習った算数の全単元を再度扱います。ただ、スピードは速く、別々の2単元が独立して流れる2講座制を採っていますので、短期間で5年生までの既習内容の確認とさらにレベルアップした演習が出来ます。年度後半もある程度単元に割った進行にはなりますが、主に中学入試を見据えた実践的な演習になります。実践的・傾向対策的な対応が早期よりなされることが、「先んずれば人を制す」の言葉どおり、受験においての有利性を導き出すこととなります。
 本科と別に設定されている各種特訓では、本科とは別立てのカリキュラムで演習を中心に進めていくもの、本科カリキュラムと連動した演習で定着をより確かなものにする講座があります。
 また、季節講習では復習と演習を中心として、既習内容のさらなる定着が図られ、9月から開始される「学校別完成講座」では、より志望校にマッチした、志望校の出題傾向を充分に考慮しながらも併願校を含め多くの学校の受験にも対応できる高度な演習を行います。
 6年生は、5年生までに培ってきた国語の土台となるさまざまな力を、得点へと結びつける最終段階です。入試で問われる全ての要素を網羅しています。
 この時期になると、「読解力」だけでなく、「問題を解く力」も必要になってきます。そのため、読解については、1年を三つのクールに分け、最初は5年生までの内容を確認していきながら最後の“国語の土台作り”を行い、次に、設問をパターン別に区切り、設問の解き方を中心に講義していく“設問別パターン演習”、最後に実際の入試問題を用いた“総合読解”へと進んでいきます。
 語句知識・文法事項にいては、読解と同時並行で、入試頻出の知識・文法の分野を確認していきながら、確実に知識力を高めていきます。
 また、授業では取り扱いませんが、漢字は、早い段階で6年生配当漢字を一通り終わらせ、ドリル形式の入試頻出の問題集に取り組んでいき、入試でもしっかりと対応できるようにしていきます。
 受験学年である6年生は、4年生、5年生で培った多くの知識や学習習慣などを「第一志望校合格」へと昇華させる最も重要な学年です。入試に合格するためには、十分な学力をつけることも大切ですが、強い精神力も要求されます。
 6年生の理科では、このことを十分に踏まえ、最も学力の伸長が著しい6年生に質・量ともに適切な負荷をかけることを意識して生徒たちに課題を与えていきます。一生懸命に努力を積み重ねながら課題をこなすことで生徒たちの力はさらに伸び、同時に精神力も鍛えることができるからです。
 6年生のカリキュラムでは、夏休み前までに小学校全課程の新規学習を終了します。そして、その後は本科講座で単元別の総復習を行います。また、入試に頻出する特定の単元に関しては、さらに復習を重ねることができるカリキュラムとなっています。このような学習を通じて、生徒たちは入試問題を解くために必要な基礎学力を築き上げます。
 そして、その後の本科講座は入試対策演習となります。また、9月から始まる「学校別完成講座」では、志望校を考慮したクラス編成で、各自の志望校に合わせた実戦演習を行います。このようにして、生徒たちが自分の力で志望校に合格できる解答を作成する力を身につけていくことが可能となります。また、これらの講座では、入試を間近に迎えた最終段階ということで、実力に+αとして、さらに合格可能性を高めるために必要な「秘伝のテクニック」を生徒たちに伝授していきます。
 前半は公民分野からスタートし、5年次に学習した地理分野と歴史分野を復習します。9月ごろまでに入試に必要な学習内容を終了させ、後半は入試問題演習にあたります。実際の入試問題を解くことによって、できた問題に自信をつけ、一方、弱点分野は素直に反省し、弱点ノートなどで克服していきます。また、この時期にはそれぞれ分野ごとに独立していた知識が関連性をもってつながり、これまで積み重ねてきた知識が一気に拡大していきます。
 さらに、中学入試で出題が予想される時事問題に対しては、タイムリーなニュースをGW特訓や夏期講習、合宿、学校別特訓、正月特訓などのイベントでどこの塾よりも早く取り上げ、オリジナルの教材でわかりやすく解説します。
 近年入試頻出の資料問題の対策では、最新のデータや図・写真を駆使して、なぜこのように変化したのか、この変遷は一体何を物語っているのかなどを考え、解くためのコツと力を養っていきます。
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